Friday, January 20, 2012

ロンドンのクラブはまだ死んじゃいない

いつもはどちらかというと「賞味期限」の長い記事を選んでるのだけど、今回はその意味では凄く短いもの。週末、奇しくもロンドン対マンチェスターの構図となった日曜の2試合に焦点を当てた、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」の記事。


++(以下、要訳)++

少なくとも、2012年のイングランドのプレミアリーグは、2つの大都市、ロンドンとマンチェスターに2分されたライバル関係として記憶されることになるだろう。両都市のトップクラブたちは、どのようにしてこのフットボールというゲームを勝つかについて、次第に異なる考えを見せ始めているようだ。

このあまり紳士的とも思えない論争は1990年代から大きくなり続けているが、日曜日の2つの試合によって、あらためて焦点が当たるだろう。この2試合は、2つの都市を象徴し、各チーム同様に世界で最もポピュラーになったリーグの現状を表すものになるはずだ。

このプレミアリーグの覇権が懸かった舞台は、トッテナム・ホットスパー対マンチェスター・シティ、そしてアーセナル対マンチェスター・ユナイテッドの対戦で、ちょうど伝統的な労働者階級の北部と、金銭的に豊かな南部との戦いの構図だ。同時に、今さかんに言われている美しいフットボールをプレーするための「正しい方法」についての危機を象徴してもいる。彼らはそれぞれ、今起こっている財力と脳力との戦いを端的に示しているのだ。

リバプール出身の作家であるロジャー・ベネットは「これは国の中での栄光を掛けた戦いだが、それはパニックと恐怖に満ちている」と語った。

1980年代には、そうした地域間の戦いは殆ど注目されなかった。スタジアムのチケットの売上への悪影響を懸念したFAは毎週のハイライトとFAカップくらいしかテレビ中継をしなかった。

それが変わったのが1992年のプレミアリーグの誕生で、新たなテレビ放映権販売によって、ファンはいつでも労働者階級の北部のチームが、ロンドンを中心とした南部のチームと対戦するのを観ることができるようになった。都市内のダービーマッチに頭がいっぱいだった人々は、ユナイテッド対アーセナル、リバプール対チェルシーといった対戦にもいちいち気を留めるようになった。

それでも、10カ月に及ぶプレミアリーグのシーズンが始まった8月に、イングランド中が思いもしなかった特別な注目を浴びた試合があった。

8月28日、トッテナムと今季最初の対戦をしたマンチェスター・シティは5-1彼らをで叩きのめし、ユナイテッドは、アーセナルを彼らにとって過去114年で最悪となる8-2で打ち負かし、アーセナルの低調な開幕を際立たせた。

世界でも有数のサラリーを受け取る選手たちが揃うマンチェスターの2チームは優勢に見えた。5ヵ月が経ち、彼らはリーグの上位2席を不安定に占めている。ユナイテッドは続出するケガ人に悩まされ、シティのシーズンは毎週栄光に満ちた行進から不条理な演目へと姿を変えて行っている。

マンチェスター・シティのスター選手の一人であるカルロス・テヴェスは、後に誤解があったと釈明したものの、バイエルン・ミュンヘンとの試合に交代選手として出場する明白な侮辱を拒み、チームから追放された。21歳のチームメイト、マリオ・バロテッリは、不注意にピッチでイエローカードを集め続け、マンションでの花火遊びや、自分のアウディA8で交通事故を起こして見出しを飾っている。先月、マンチェスターの両チームはチャンピオンズリーグから敗退した。

その一方で、悲惨な開幕から復調したアーセナルは、10月の半ばから9勝1敗2分、この間25得点10失点で乗り切って来ていた。アーセナル(とロンドンのライバルであるチェルシー)がチャンピオンズリーグに残っている一方、最近のフラムとスウォンジー・シティに対する2つの敗戦は、アーセン・ヴェンゲルをしてチームに覚醒を促させている。

トッテナムも同様にマンチェスター勢への敗戦から立ち直ってきた。日曜にシティに勝つことができるなら、圧倒的に小規模な給与水準のスパーズが、首位に2ポイント差まで詰め寄ることになる。1961年以来リーグタイトルを勝ち取っていないチームとしては大きな達成と言えよう。「彼らは恐らくリーグの中で他のどのチームよりも素晴らしいフットボールを展開している」と元ウェストハムのゴールキーパーだったシャカ・ヒスロップも語っている。

マンチェスターの両チームは、その分厚い選手層を活かしてライバルを圧倒しようとしている。ディフェンスは安定していて、ラインのキープを第一の目的とし、攻撃陣は、バルセロナのようにポゼッションをし、短いパスをつなぎつつ、ダイレクトパスをアタキング・サードにいち早く入れる展開を好む。

ヴェンゲルの下でのアーセナルは、決して重厚な守備で称賛されてはいない。しかし、プレミアリーグにおいて、その美しくテンポの速いパスゲームでバルセロナに最も近づき、バレエのようなゴールを決めている。そのゴールの大半は、ストライカーで、現在18得点とリーグ得点王であるロビン・ファン・ペルシの魔法の左足から生まれている。

トッテナムの進歩は、オランダ風の「トータル・フットボール」の実践から来ており、選手たちは上下のオーバーラップを繰り返し、ペナルティ・エリアに次々とクロスが送られる。この戦術は、ここまで20試合で6得点と好調なウェールズ人ウィンガーであるギャレス・ベイルを、リーグで最も恐れられる選手へと成長させた。ベイルは試合の間でも左から右、中盤へとポジションを変え、サイドにボールを展開させさえする。

評論家で元イングランド代表のクリス・ワドルは、「誰だってギャレス・ベイルのことは知っているが、アーロン・レノンがいることで両サイドにスピードが生まれ、非常に危険な攻撃を展開できる」と語っている。

日曜のマンチェスター・シティとトッテナムの今季2戦目は、トッテナムの監督であるハリー・レドナップの創意工夫が、シティのオーナーであるアブ・ダビのシェイク・マンスールによって3.1億ポンドをかけて集められたタレント集団を打ち負かすことができるか、という試練だ。

レドナップのチームはあまりメンバーをいじらず、8月のマンチェスター勢への敗戦以降は1敗しかしていないが、このチームを作るのにかかったコストは8,300万ポンドだ。レドナップはクラブのタイトルについて、以下のように語っている。「不可能じゃないさ。難しい注文であり、我々はアウトサイダーのひとつにすぎないが、不可能じゃあない」

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とまぁ、日曜の2試合を前に、各チームをバランス良く紹介した格好。我らがスパーズを良く書いてくれるのは嬉しいけど、「トータル・フットボール」とはね。ぐふふ。

Sunday, January 8, 2012

心許ない2012年の予測

年末以来、2011年のまとめ記事が出てきた(ここでは「ヘンリー・ウィンターが振り返る2011年」と「アラン・スミスが選ぶ上期のベストゲーム、ベスト10」をピックアップ)のと同様に、メディアのあちこちで2012年の予想や展望を語る記事が出てきたけど、内容的に好感が持てたBBCのフィル・マクナルティ主幹のものをピックアップ。始めと結びの「外れたって誰も気にしやしない」ってのがナイス。


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今年もこの時期がやってきた。ヒビだらけでまったく信用できない水晶玉にかかったクモの巣を取り払い、2012年にフットボールに何が起きるかを懸命に見入るのだ。

この世界の言葉で言えば、そんな当てにならない予想は受け手が困る「病院送りのパス」に等しいが、同僚記者のハワード・ナースがかけてくれた「気にするな。間違ってたって誰も気にしないさ」という言葉と共にやらせてもらうことにする。

実際、私が以前に「2009-10シーズンはリバプールがタイトルを獲る」なんて恥ずかしくも予想したことなど誰も覚えていないだろう。予想はかすりもせず、たった23ポイント差の7位だった。

この2012年のハイライトはポーランドとウクライナで開催されるユーロ2012だろう。ファビオ・カペッロとイングランド代表は、後に続くロンドン・オリンピックに向けて完璧なムード作りをするチャンスを与えられている。

イングランドは余裕を持って予選を通過したが、2010年の南アフリカワールドカップ、ドイツ戦での大崩壊は、イングランドへの期待値を低いままにしている。カペッロは何とか前向きなムードを作りだそうと、ここ数カ月は若手の登用に励んでいる。

そしてカペッロはスティーブン・ジェラードとジャック・ウィルシャーがコンディションを戻して中盤でコンビを組むことを望んでいて、それがグループステージ最終節の共催国ウクライナ戦で、フランス戦、スウェーデン戦に出られないウェイン・ルーニーが戻ってくるまでチームに可能性を残しておくための基盤にするつもりでいる。

アイルランドは、スペイン、イタリア、クロアチアと同居するタフな課題に直面することになるが、ここを勝ち抜く術を見出す男がいるとすれば、老将ジョヴァンニ・トラパットーニだろう。このグループに衝撃を与える能力は十分にある。

カペッロ政権は大会後に終焉を迎えるが、現実的に考えて準決勝に進出できれば、カペッロも尊厳を以って退任できるだろう。ベスト8でも何とか穏やかなムードで終えられるかもしれない。

これは、2012年にFAがこのイタリア人監督の後任を指名する必要があることを意味している。全てのフットボール界のロジックは、トッテナムの監督であるハリー・レドナップこそその男だと示している。彼の国籍、フットボール哲学、抜け目のない人心掌握術で大物選手から最高の力を引き出す能力に白羽の矢が立った格好だ。

仮にレドナップが就任するとなったら、誰がスパーズを率いるのか?その鍵を握るのは、エヴァートンの会長ビル・ケンライトが、デイビッド・モイーズを助けるための終わりなき資金繰りをどうすべきかを、いかに結論付けるかだ。

モイーズは2012年にエヴァートンを率いて10周年を迎えるが、新たな資金が無ければこれ以上チームを前進させるのは難しいだろう。彼は財務に慎重なスタンスであることも、もし監督の座が空位となるのであれば、スパーズの会長であるダニエル・リヴィにアピールするところだろうし、リヴィの取り巻きもモイーズには大きな敬意を抱いている。

予想をする必要が無くなったのは、マンチェスターの2クラブのチャンピオンズリーグでの命運だ。グループステージをたとえ勝ち抜けていたとしても、バルセロナやレアル・マドリーを向こうに回して成功を収められると考えるとしたら、よほどの楽観主義者だろう。実際のところ、2012年についてはバルセロナ以上の存在は見当たらない。

ヨーロッパリーグはそのマンチェスターの2クラブの目標 -両クラブとも最終的にタイトルを獲る大きなチャンスがある- となっているが、より優先されるのはプレミアリーグのタイトルの方だ。そして、その争いはマンチェスターの街で争われるものとなる可能性が高まっている。

このマンチェスターの覇権に待ったをかけるのは、ロンドンの別の一角のクラブ、トッテナムだ。彼らは、偉大なるホワイト・ハート・レーンの伝統に忠実な、ペース、パス、ゴールの三拍子揃ったフットボールで、このエキサイティングな争いに名乗りを上げてきた。

スパーズはマンチェスターの2強に割って入るアウトサイダーの域を出ないが、レドナップが創り出すエンタテインメントは、今シーズンを彩る要素のひとつであり、プレミアリーグのどのチームよりも観る価値がある。スパーズがタイトルを勝ち取れるか?彼らはアウトサイダーだが、その躍動感とクオリティは、流れが変わるリーグの中で、確かな存在感を示すはずだ。

私のシーズン前の予想は、ユナイテッドがシティを制してフィニッシュし、20度目のリーグタイトルを勝ち取る、というものだった。ロベルト・マンチーニのチームは、その予想を逆にさせる調子だが、エティハド・スタジアムで無視できないだけの証拠が揃うまでは、今のところは最初の予想にこだわっておこうと思う。アーセナル、チェルシー、リバプールがスパーズの背後で残りひとつのチャンピオンズリーグ枠をかけて4位の座を争うだろう。

アーセナルとチェルシーは、今やチャンピオンズリーグのイングランド代表だが、彼らがユナイテッドやシティ以上にトロフィーを勝ち取る可能性が高かったとは思わない。それぞれACミラン、ナポリとのタフな対戦を控え、その先に到達できる可能性こそあれ、優勝候補の姿には程遠い。

チャンピオンズリーグの舞台に戻るというケニー・ダルグリッシュの希望は、7,800万ポンドを費やしてルイス・スアレス、アンディ・キャロル、そしてスチュワート・ダウニングを補強してきたことからは考えにくいが、ゴール不足によって遠のいてしまっている。それでも、カップ戦では強さを発揮できそうであり、ダルグリッシュがリーグカップかFAカップでアンフィールドにタイトルをもたらす可能性は高いと見ている。

スティーブ・キーンのブラックバーンでの将来、そして彼が自チームのサポーターから受け続けるうヤジは、2011年のプレミアリーグの物語の一部だった。2012年には、あと何章分追加されるだろうか?インド系ヴェンキーズがオーナーになって以降のブラックバーンの転落は既に語り尽くされているが、この古き良きクラブがいかに騒動から脱することができるかが、プレミアリーグでの生き残りにも大きな役割を果たすことになる。

降格回避の争いには、ブラックバーン、ボルトン、ウィガンとランカスター地方の香りが漂うが、いずれのチームも数カ月のうちに簡単に安全圏へと抜けられそうにはない。

私は8月にブラックバーンとウィガンを、スウォンジーと共に降格候補に挙げた。しかし、ブレンダン・ロジャース率いるスウォンジーは、既に残留に足るだけの力があることを証明して見せた。この結果、ボルトンがもう一つの降格候補となっている。ボルトンは昨季ウェンブリーで行われたFAカップ準決勝でストークに惨敗して以降の失速に歯止めがかかっていない状態だ。

したがって、ブラックバーンとウィガンの周辺には依然として降格ラインが見え続けるだろうが、降格確定は今季も最終節までもつれると見ている。

そんなところだ。水晶玉はまた奥にしまってしまうが、ひとつだけ確かに言えることは、2012年がフットボールで記念すべき年になるだけの要素は十分に揃っているということだ。

予想について?このひと言を心に留めておいて欲しい:「外れたって誰も気にしやしない」

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個人的にはスパーズについての前向きなコメントが嬉しかったけど、変にカタくならず、ストレートな語り口なのが良かった。

Monday, January 2, 2012

アラン・スミスが選ぶ上期のベストゲーム、ベスト10

スカイの実況解説やこの「テレグラフ」紙のコラムで知られるアーセナルOBのアラン・スミス氏が、今季ここまでのベストゲームを選んでいる。30日のコラムで、大晦日のマンチェスター・ユナイテッドとブラックバーンの試合とかは入ってないけど、大方、"目立った試合"ってのと差はあまり無いような気がするかな。



++(以下、要約)++

プレミアリーグ:8月28日、ホワイト・ハート・レーン
トッテナム・ホットスパー 1-5 マンチェスター・シティ

素晴らしい出来だったシティが、エディン・ジェコの4ゴールとアトレティコ・マドリーから加入したセルヒオ・アグエロのゴールでスパーズに厳しいレッスンを施した。



プレミアリーグ:8月28日、オールド・トラフォード
マンチェスター・ユナイテッド 8-2 アーセナル

マンチェスター・ユナイテッドは思いのままにアーセナルのディフェンスを切り裂き、アーセン・ヴェンゲルのチームはプレミアリーグ化以降最悪の大敗を喫した。前半の終わって3-1の時点では、アーセナルもオールド・トラフォードから何かを持ち帰ることができたかもしれないが、悪夢の6分間にアーセナルは木っ端微塵になった。



プレミアリーグ:10月23日、オールド・トラフォード
マンチェスター・ユナイテッド 1-6 マンチェスター・シティ

今季毎試合2得点以上しているシティがオールド・トラフォードに乗り込み、長年にわたって記憶に残るであろうマンチェスター・ダービーを演出した。王者ユナイテッドには残念なことに、あらゆる局面でファーガソンのチームを圧倒して賞賛を思うままにしたのは、イーストランドの喧しい隣人の方だった。




プレミアリーグ:10月23日、スタンフォード・ブリッジ
チェルシー 3-5 アーセナル

失望のシーズン序盤を経て、アーセナルが揺れる西ロンドンのチェルシーを訪れて、そこまででシーズン最高の勝利の雄叫びを上げた。チェルシーがもっとも揺らいだのは、フローラン・マルーダが送ったバックパスを受けようとしたジョン・テリーが転倒し、その日八ットリックのロビン・ファン・ペルシがボールをさらってゴールを決めた時だった。




プレミアリーグ:9月17日、イーウッド・パーク
ブラックバーン 4-3 アーセナル

オールド・トラフォードでの恥辱ほどのダメージではないだろうが、そこで見られた脆さは、今は勢いを取り戻したアーセナルが9月当時はいかに機能不全に陥っていたかを如実に物語っていた。ジェルビーニョとミケル・アルテタのゴールで2度リードしたアーセナルだったが、2度集中を失ってヤクブにゴールを許し、2度自陣のゴールネットを揺らした。信じられない。




チャンピオンズリーグ:9月27日、アリアンツ・アレナ
バイエルン・ミュンヘン 2-0 マンチェスター・シティ

破壊力溢れるカウンターで前半のうちに2ゴールを決めてシティを切り裂いたバイエルンは、シティとは格が違っていた。いずれの得点もマリオ・ゴメスが巧みさを見せ、シティの守備の対応は非常に高くついた。シティにとっては懲らしめの経験で、差を見せ付けられ、振り切られ、そしてシティには思慮が無かった。教訓のひとつだ。




チャンピオンズリーグ:12月7日、セント・ヤコブ・パーク
バーゼル 2-1 マンチェスター・ユナイテッド

マルコ・シュトレラーとアレクサンダー・フレイが、スイス・チャンピオンに相応しい勝利をもたらし、マンチェスター・ユナイテッドの方も、グループステージでの平均以下のパフォーマンスに相応しい敗退だった。単純に、彼らのパフォーマンスが十分ではなかったのだ。


プレミアリーグ:11月19日、キャロウ・ロード
ノリッジ・シティ 1-2 アーセナル

最新版のアーセン・ヴェンゲルのチームには、優美なパスと躍動感溢れるカウンター、そして知的なチームメイトと完璧なパス&ムーブのハーモニーを奏でるロビン・ファン・ペルシが揃っている。向こう見ずな素晴らしいアーセナルが戻ってきたように見え、トップ4入りへの足取りを進め始めた。



プレミアリーグ:11月27日、アンフィールド
リバプール 1-1 マンチェスター・シティ

交代出場のバロテッリが退場して10人になったシティが初黒星を喫せずに済んだのは、後半に一気に攻勢を強めたリバプールを凌いだジョー・ハートのお陰だった。テンポが速く引き込まれる試合だったが、タイトルを追い求めるロベルト・マンチーニのチームの反発力と、ケニー・ダルグリッシュの下で花開くリバプールの両方を思い出させた。



プレミアリーグ:11月19日、DWスタジアム
ウィガン 3-3 ブラックバーン・ローヴァーズ

認められるべきではないゴール、ロスタイム8分でのPK、ハーフタイムで帰ってしまうオーナーたち。よほどの試合でなければ、これをゲーム・オブ・ザ・シーズンから引きずりおろすのは難しいだろう。



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こう挙げてもらうと、結構見ているのだけど、個人的には終盤にくる降格争いの6ポインターとかの方がテンション上がったりすんだよね。メディアにはそういう舞台設定を盛り上げる方も頑張ってもらいたいなと思う。日本も然り。