今回は小ネタ。
ディミタール・ベルバトフがセンターバックでプレーする姿。スカイスポーツがたまにやってる「何でもランキング」的なコーナーはこれを見逃さず、「万能プレーヤー」を特集。
++(以下、要訳)++
ディミタール・ベルバトフは、カーリングカップのリーズとの一戦で、ディフェンスにできた穴を埋める活躍を見せ、慣れたポジションとは別の役割を託された選手の長いリストに加わった。
ディミタール・ベルバトフ
試合中にゆっくり歩き回る姿がしばしば批判の対象になるが、ベルバトフの落ち着き払った雰囲気はセンターバックに相応しいものだろう。そして本人もまたリーズ戦の終盤に4バックの一角に入った時には、実に嬉しそうにプレーをしていた。彼が後のキャリアで謎めいたフロントマンからボール扱いに秀でた守備のまとめ役になるかどうかは、まだ定かではないが。
デイビッド・ジェームス
2004-05シーズンの最終節ミドルスブラ戦、マンチェスター・シティはヨーロッパの舞台に立つためにゴールを必要としていた。監督のスチュワート・ピアースは、ストライカーを投入するのではなく、ゴールキーパーのジェームスを前線に上げた。せわしない攻撃と脅威を与えない粗いシュートが繰り出されたが、結果には結びつかなかった。シティは目的を達することなく1-1のドローで試合を終え、ジェームスも通常の役回りに戻っていった。
クリス・サンバ
2008-09シーズンの終盤、ブラックバーンの監督だったサム・アラーダイスは闘志溢れるセンターバックのサンバをストライカーとして起用した。南アフリカ代表のベニー・マッカーシーはベンチに残されたままであった。しかし、サンバの屈強なフィジカルが相手ディフェンダーの手を焼かせるのを見れば、なぜこのコンゴ人にこのような役割が任されたのかは簡単に理解できた。
クリス・サットン
1994-95シーズンに「SAS」と呼ばれたアラン・シアラーとのコンビでプレミアリーグを制した得点力を持つサットンは、ディフェンダーとしても「使える」というレベルを遥かに超えており、それはノーリッジ時代に幾度となく証明された。しばしばセンターバックとして起用され、ストライカーとしての経験から相手フォワードの次の動きを予測できるという強みは、非常に価値があるものだと証明した。
ハヴィエル・マスチェラーノ
生真面目なタイプのミッドフィルダーは、ディフェンスでの貢献を求められる際にあまり苦労しないが、マスチェラーノのレベルであるとなお簡単に見える。このアルゼンチン人は昨季ペップ・グアルディオラが抱えていたディフェンス面での頭痛を何度となく解決し、マンチェスター・ユナイテッドを下して頂点に立った昨季のチャンピオンズリーグ決勝でもポジションはセンターバックだった。
アントニオ・ヴァレンシア
ヴァレンシアはクラッシックなタイプの右ウィングとして名を馳せ、マンチェスター・ユナイテッドもウィガンから彼をスパイクをチョークまみれにする選手として引き抜いた。しかし、いま彼は右サイドバックとしての能力を証明しつつあり、オールド・トラフォードでのポジション争いが激化し、アレックス・ファーガソンがナニやアシュリー・ヤングを選ばれがちな現在、この位置で運を試す可能性もあるだろう。
マイケル・エッシェン
中盤の真ん中で一流の動きをするエッシェンは、2007年にディフェンスに空いた穴を埋めるよう頼まれた。ジョン・テリーと並んで熟練の安心感をもたらすと、そこからの9試合を2敗で乗り切った。ジョゼ・モウリーニョは試合の中での洞察力に優れた戦術家として名を馳せたが、スタンフォード・ブリッジ時代のこのエッシェンをディフェンス・ラインに下げるという判断は見事なものであった。
スティーブン・ジェラード
ジェラードのような才能を持つ選手を右サイドバックに貼り付けるのは浪費だと考えられるだろうが、時にその必要もある。2005年のチャンピオンズリーグ決勝、リバプールの守り神でもあるジェラードは、PK戦の末に勝利を掴むその道のりを綱渡りする中でディフェンス・ラインに加わった。ACミランの攻撃が劇的な決勝弾を決めるべく暴れまわる中、リバプールの両翼はギシギシと軋みの悲鳴を上げていた。ここを何とか凌いでゴールを割らせなかったジェラードがトロフィーを揚げることとなった。
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割と最近の例を集めた感じだから、「あったなー」って感じる例ばっかだけど、集めてみると面白い。
コメント欄より申し訳ありません。
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